新年のご挨拶

2016-01-04

　新年あけましておめでとうございます。

　昨年、弊社は設立20周年を迎えることができました。人に例えると二十歳の成人に成長したことになります。これもひとえに皆様方の温かいご支援ご愛顧の賜物であると、心より感謝いたしております。

　さて、今年はさまざまな外部環境の変化が予測されます。海運市況においては供給過剰の深刻さは増し、それに伴う規模の戦略の行き詰まり、コモディティー化、そして合従連衡の進展が見られます。世界情勢をみますと、中東域での憂慮すべき軍事情勢、先行き不透明な各地域経済、原油価格も先が見通せません。そして、あらたな多国間での経済連携の枠組みの誕生。日本の経済においても目が離せない状況が続きます。

　我々SITC JAPANの強みは、ぶれない「顧客志向」の理念です。この理念を徹底しながら、常に変化対応することで、過去20年間成長し続けることができました。一方で、この20年間で構築してきた弊社の経営システムにおいては、更なる成長を実現するダイナミックさが求められます。

　成人を迎え、社名も“SITC JAPAN株式会社”にあらためた2016年においては、心機一転、再出発の年と位置付け、自社の体制を大胆に見直します。過去の経験と習慣に囚われず、社員満足とパートナーシップを念頭においた管理体制の改革と無駄の無い経営資源の適切な配分。そして、理想のマーケッティング活動が実現できる新たな営業体制の枠組みを創造したく思います。これらは次の20年を持続的に成長可能とする業務基盤の再構築であり、もちろん、その中心軸は「顧客志向」です。

　「皆様に愛されるコンテナ海上輸送サービスはどうあるべきか？　どうやって実現するか？」を常に考えながら、NEW SITC JAPANとして再出発をする2016年となります。どうか、ご期待ください。

　本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、 何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り致します。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2016年1月4日

SITC　JAPAN株式会社　取締役社長　　呂　開献